2026-07-25
歯のクリーニングは何ヶ月ごとに受けるべき? 保険と自費の違いやメリットを歯科衛生士が解説

「歯のクリーニングは何ヶ月ごとに受ければいいの?」
「歯石を取ったばかりなのに、また通ったほうがいいの?」
「保険と自費のクリーニングは何が違うの?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
歯のクリーニングは、歯をきれいにするだけではありません。
虫歯や歯周病を予防し、お口の健康を長く守るために大切なメンテナンスです。
歯は一生使い続ける大切なものですが、毎日の歯みがきだけでは落としきれない汚れがあります。その汚れを放置すると、虫歯や歯周病だけでなく、口臭や着色汚れの原因にもつながります。
特に矯正治療中の方は、装置の周りに汚れがたまりやすくなるため、定期的なクリーニングがより重要になります。
今回は、歯のクリーニングを受けるおすすめの頻度や、保険診療と自費診療の違い、当院で行っているEMSパウダークリーニングについて詳しく解説します。
歯のクリーニングとは?

歯科医院で行うクリーニングは、歯を白くするためだけのものではありません。
歯ブラシでは落としきれない歯石や歯垢(プラーク)、細菌のかたまりであるバイオフィルム、さらにコーヒーや紅茶などによる着色汚れを取り除き、お口の中を清潔な状態に保つための予防処置です。
また、クリーニングではお口の中をきれいにするだけでなく、
・虫歯ができていないか
・歯ぐきに炎症はないか
・歯周病が進行していないか
・磨き残しはどこにあるか
・詰め物や被せ物に問題はないか
なども確認します。
「歯が痛くなってから歯医者へ行く」のではなく、「悪くならないために通う」という考え方が、お口の健康を守る第一歩です。
歯のクリーニングは何ヶ月ごとがおすすめ?
一般的には3ヶ月に1回のクリーニングがおすすめです。
しかし、すべての方が同じ頻度というわけではありません。
例えば、
・歯石が付きやすい方
・歯周病や歯肉炎がある方
・矯正治療中の方
・喫煙習慣がある方
・着色が付きやすい方
このような方は、1〜3ヶ月ごとのメンテナンスをご案内することがあります。
一方で、お口の状態が安定していてセルフケアもしっかりできている方は、半年程度を目安にする場合もあります。
患者さま一人ひとり、お口の状態や生活習慣は異なります。
そのため、定期検診でお口の状態を確認しながら、その方に合った頻度をご提案しています。
なぜ3ヶ月ごとのクリーニングがおすすめなの?
歯の表面には「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の膜が作られます。
バイオフィルムは、毎日の歯みがきである程度取り除くことができますが、時間の経過とともに成熟し、細菌が増えやすい環境になります。
また、歯石は一度付着すると歯ブラシでは取り除くことができません。
歯石の表面はザラザラしているため、さらに細菌が付着しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高める原因になります。
定期的にクリーニングを受けることで、お口の中を清潔な状態に保ち、小さな虫歯や歯ぐきの変化にも早く気付くことができます。
痛みが出る前に予防することが、結果として歯を長く残すことにつながります。
保険診療と自費クリーニングの違い

「保険のクリーニングと自費のクリーニングは何が違うの?」というご質問をいただくことがあります。
どちらもお口の健康を守るための大切なケアですが、目的や内容が異なります。
保険診療のクリーニングは、歯周病や歯肉炎の治療・管理を目的として行われます。
歯石や歯垢を除去し、お口の健康を改善・維持するための治療です。
一方、自費クリーニングは、虫歯や歯周病の予防はもちろん、着色汚れの除去や、お口をより快適で清潔な状態に保つことを目的としています。
当院では、自費クリーニングに**EMS社製のパウダークリーニング(エアフロー)**を導入しています。
専用の非常に細かいパウダーと水をジェット噴射することで、歯の表面や歯と歯の間、歯ブラシでは届きにくい部分のバイオフィルムや着色汚れをやさしく除去します。
コーヒーや紅茶、赤ワイン、喫煙による着色が気になる方や、歯の表面をツルツルとした爽快な仕上がりにしたい方にもおすすめです。
また、矯正装置の周囲やインプラント、被せ物の周りなど、セルフケアだけでは汚れを落としにくい部分のクリーニングにも適しています。
保険診療と自費診療には、それぞれ異なる目的があります。
患者さまのお口の状態やご希望に合わせて、適したクリーニングをご提案いたしますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
クリーニングで歯は白くなる?
「クリーニングをすると歯が白くなりますか?」というご質問もよくいただきます。
クリーニングでは、
・コーヒー
・紅茶
・緑茶
・赤ワイン
・カレー
・タバコ
などによって付着した**着色汚れ(ステイン)**を取り除ける場合があります。
そのため、本来の歯の色に近づき、「歯が白くなった」と感じる方も多くいらっしゃいます。
ただし、クリーニングで変えられるのは歯の表面の汚れです。
歯そのものの色をさらに白くしたい場合は、ホワイトニングがおすすめです。
クリーニングでお口の中をきれいな状態に整えてからホワイトニングを行うことで、薬剤が歯に作用しやすくなり、より効果を実感しやすくなることもあります。
歯石は自分で取れる?

「歯石は自分で取れますか?」というご質問をいただくことがありますが、一度歯石になってしまうと、ご自宅での歯みがきでは取り除くことはできません。
歯垢(プラーク)は、細菌のかたまりです。歯みがきで落としきれなかった歯垢は、唾液中のミネラルと結びつき、数日かけて歯石へと変化していきます。
歯石の表面はザラザラしているため、その上にさらに歯垢が付着しやすくなり、虫歯や歯周病が進行しやすい環境をつくってしまいます。
市販の器具を使ってご自身で歯石を取ろうとすると、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性もあります。
歯石は、歯科医院で専用の器具を使用して、安全に除去することが大切です。
歯のクリーニングは痛い?
「痛そうだから歯医者に行くのが不安…」という方も少なくありません。
実際には、お口の状態によって感じ方は異なります。
歯ぐきが健康な方であれば、大きな痛みを感じることは少ないでしょう。
一方で、
- 歯石が多く付着している
- 歯ぐきに炎症がある
- 歯周病が進行している
といった場合には、一時的にしみたり、違和感を覚えたりすることがあります。
また、知覚過敏がある方は、冷たい水がしみることもあります。
当院では、患者さまのお口の状態に合わせて処置を行い、できるだけ負担が少なくなるよう心がけています。
気になることや不安なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。
矯正治療中はクリーニングがとても大切です
矯正治療中は、装置の周囲に歯垢や食べかすが残りやすくなります。
特にワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーの周囲は歯ブラシが届きにくく、丁寧に磨いているつもりでも磨き残しができてしまうことがあります。
マウスピース矯正では、食事の際に装置を外しますが、歯を十分に清掃しないまま装着すると、歯とマウスピースの間に汚れが閉じ込められ、虫歯のリスクが高まる可能性があります。
そのため、矯正治療中は毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることが大切です。
定期的にメンテナンスを受けることで、
- 虫歯や歯周病の予防
- 装置の周囲の汚れの除去
- お口の中を清潔に保つ
- 矯正治療をスムーズに進める
ことにつながります。
矯正治療をより快適に進めるためにも、クリーニングを上手に取り入れていきましょう。
定期的なクリーニングで健康なお口を守りましょう
歯のクリーニングは、歯をきれいにするだけでなく、虫歯や歯周病を予防し、お口の健康を維持するために欠かせないケアです。
一般的には3ヶ月ごとの受診がおすすめですが、お口の状態や生活習慣によって適切な頻度は異なります。
また、保険診療と自費クリーニングにはそれぞれ目的があり、ご希望やお口の状態に応じて選択することが大切です。
東京日本橋クレア歯科・矯正歯科では、患者さま一人ひとりのお口の状態を丁寧に確認し、それぞれに合ったクリーニングをご提案しています。
「最近クリーニングを受けていない」「歯石や着色が気になる」「予防のために定期的に通いたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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東京日本橋クレア歯科・矯正歯科
歯科衛生士 Y.W
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