ホワイトニングの効果と種類とは?歯科医が徹底解説【失敗しない選び方も紹介】
「歯を白くしたいけど、どうゆう方法があるの?」
「ホワイトニング最近安いのも増えてきたけど、実際白くなる?」
など、歯を白くしたい患者様は多くいらっしゃいます。
「歯を白くする」には、二つの意味があります。一つ目は、「着色汚れなど表面についた汚れを落として、本来の白さに戻す」、二つ目は、「歯の内部を漂白して歯の本来の白さ以上にする」という意味です。一つ目は、クリーニングで行い、二つ目はホワイトニングで行います。
ホワイトニングは、正しく選べば短期間で見た目の印象を大きく変えることができる治療ですが、方法によって効果や持続期間、適応が大きく異なります。
今回は、歯科医師の視点からホワイトニングの効果・種類・選び方・注意点まで詳しく解説します。

ホワイトニングとは?どんな効果があるのか
歯科医院で行うホワイトニングは、専用の薬剤を使って歯の内部の色素を分解し、歯を白くする施術です。
単なるクリーニング(歯石除去や着色除去)とは異なり、歯そのものの色を明るくすることができるのが大きな特徴です。
ホワイトニングの主な効果
- 歯が白くなり、清潔感がアップする
- 顔全体の印象が明るくなる
- 若々しい印象になる
- 第一印象が良くなる
特にビジネスシーンや人前に出る仕事では、歯の色が印象に大きく影響します。
実際に、歯が白くなることで「自信を持って笑えるようになった」という方も多くいらっしゃいます。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングには主に3つの種類があります。
① オフィスホワイトニング(歯科医院で行う)
歯科医院で行うホワイトニングです。高濃度の薬剤を使用するため、即効性が高いのが特徴です。
特徴
- 1回でも効果を実感しやすい
- 短期間で白くしたい方に向いている
デメリット
- 色戻りが比較的早い
- ホームホワイトニングより費用が高め
そのため、結婚式・面接・撮影前などイベントが近いうちにある方には特にお勧めです。

② ホームホワイトニング(自宅で行う)
歯科医院でマウスピースを作成し、自宅で薬剤を使用して行う方法です。
低濃度の薬剤をじっくり使うため、自然で持続性の高い白さが特徴です。
特徴
デメリット
- 効果を実感するまでに時間がかかる
- 毎日の継続が必要
マウスピースさえあれば、自分がホワイトニングしたい時にいつでも行えるのもメリットです。

③ デュアルホワイトニング
オフィスとホームを組み合わせた方法です。即効性と持続性の両方を兼ね備えた、最も効果的な方法とされています。
特徴
- 短期間で白くなる+長持ちする
- 色戻りしにくい
- 理想の白さに近づきやすい
デメリット
しっかり白くしたい方、後戻りしたくない方におすすめです。
市販の歯磨き粉との違い
最近では、「歯を白くする」という謳った市販の歯磨き粉も多く販売されています。
しかし、歯科医院で行うホワイトニングとは全く違い、こちらは歯の表面についた汚れや着色を落とすという意味です。
そもそも日本の薬事法で、歯磨き粉には、ホワイトニングの主成分である、歯の内面を白くする「過酸化尿素」や「過酸化水素」を含むことができないのです。
そのため、歯磨き粉の「歯を白くする」は、歯の表面の着色を落とすのがメインとなります。
セルフホワイトニングとは?
最近よく見かけるのが「セルフホワイトニング」です。こちらは歯科医院ではなく、サロンや脱毛、ジムなどで見かけるものです。
セルフホワイトニングとは自分で行うホワイトニングですが、歯科医院のホワイトニングとは根本的に仕組みが違います。
セルフホワイトニングの特徴
- 医薬品を使わない(過酸化水素なし)
- 表面の着色(ステイン)を落とすのがメイン
- 歯の色そのものは変わりにくい
つまり、「元の歯の色を白くする」のではなく「汚れを落として明るく見せる」ものです。
歯の内面から白くしたい方にはお勧めできません。
歯科医院でのホワイトニング・セルフ・歯磨き粉の違い
| 種類 |
効果 |
白さ |
持続性 |
特徴 |
| 歯科医院でのホワイトニング |
内部から白くする |
◎ |
◎ |
最も効果が高い |
| セルフホワイトニング |
表面の汚れ除去 |
△ |
× |
安価・手軽 |
| 市販(歯磨き粉など) |
軽い着色除去 |
△ |
× |
予防向き |
つまり、芸能人のような清潔感のある白さにしたい場合は、歯科医院でのホワイトニング一択です。
ただ、ホワイトニングにも限界があります。ローランドさんや新庄剛志さんのような白さまで求める場合は、ご自身の歯では厳しく、被せ物やラミネートベニアで白くする必要があります。
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングを行う際に、いくつか知っておいてほしいことがあります。
① 知覚過敏が出ることがある
施術後、一時的にしみる症状が出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。
② 人工歯は白くならない
被せ物や詰め物(セラミック・レジンなど)はホワイトニングでは白くなりません。
③ 色戻りは必ず起こる
ホワイトニングは永久ではないため、時間とともに色戻りします。そのため、定期的なメンテナンスが重要です。
どのホワイトニングを選べばいい?
目的によっておすすめは変わります。
- すぐ白くしたい → オフィスホワイトニング
- 自然な白さを長持ちさせたい → ホームホワイトニング
- しっかり白くしたい → デュアルホワイトニング
ただし、歯の状態や生活習慣によって適した方法は異なります。まずは歯科医院で相談してみましょう。
よくある質問
Q. オフィスホワイトニングは1回で白くなりますか?
オフィスホワイトニングは1回でも効果を実感できますが、理想の白さには複数回必要なことが多いです。
Q. どれくらい持続しますか?
生活習慣によりますが、ホームホワイトニングは比較的長持ちしやすい傾向があります。コーヒー、紅茶、お茶、カレーなど色が濃い飲食物を摂取する方は後戻りがしやすい傾向にあります。
Q. 誰でもできますか?
虫歯や歯周病がある場合は、先に治療が必要です。また、前歯の神経をとっている場合は、オフィスホワイトニングでは効果が出にくい場合があります。その場合は、「ウォーキングブリーチ」という失活歯用のホワイトニングが必要です。