• TOP
  • 歯周病予防に重要なブラッシング法を歯科医師が伝授!正しい磨き方バス法と歯間清掃のコツ
ブログ

2026-04-08

歯周病予防に重要なブラッシング法を歯科医師が伝授!正しい磨き方バス法と歯間清掃のコツ

歯周病予防に重要なブラッシング法を歯科医が伝授!

「歯ぐきから血が出る」
「口臭が気になる」
「ちゃんと磨いているつもりなのに不安」

このようなお悩みがある方は、歯周病のはじまりかもしれません。

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまるプラーク(細菌のかたまり)によって起こる病気です。
このプラークが歯ぐきに炎症を起こし、放っておくと歯を支える骨を溶かして歯をぐらぐらにしてしまうことがあります。

そして大切なのは、プラークはうがいや洗口液だけでは十分に落としきれないということです。
だからこそ、歯周病予防では毎日のブラッシング歯間清掃がとても重要になります。

今回は、歯周病予防のために大切なブラッシング法として、

  • 歯と歯ぐきの境目を意識して磨くこと
  • 歯と歯の間は専用の道具を使うこと
  • リスクが高い方ほど早めに歯科を受診すること

この3つがいかに大切かを、わかりやすく解説します。

まず知っておきたい|歯周病予防で大切な3つのポイント

歯周病を防ぐために、まず押さえたいポイントは次の3つです。

1. 歯と歯ぐきの境目をしっかり磨く

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にプラークが残ることで始まりやすくなります。
そのため、ただ歯の表面をこするだけでなく、歯と歯ぐきの境目を意識して磨くことが大切です。

2. 歯と歯の間は歯ブラシだけでは不十分

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは落としきれません。デンタルフロス歯間ブラシを一緒に使うことが大切です。

3. 気になる症状があれば早めに歯科へ

出血や腫れ、口臭、歯のグラつきなどがある場合は、自己判断で様子を見るよりも、早めに歯科でチェックを受けることが重要です。

歯周病予防は「歯肉縁」と「歯間」を狙うのが基本

歯周病予防で大切なのは、どこを磨くかです。

歯の表面の汚れを落とすことを意識している方が多く、歯に歯ブラシを当てて、歯周病菌が蓄しやすい

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 歯と歯の間

に汚れが残ってしまいやすいです。また、この部分は歯ブラシだけでは汚れを落としきれる場所ではありません。

つまり、歯周病を予防するためには、
“歯を磨く”というより、“歯周病になりやすい場所を狙って磨く”ことが大切です。

歯科医がすすめるブラッシング法「バス法」とは?

歯周病予防のブラッシング法としてよくすすめられるのが、バス法です。

バス法は、歯と歯ぐきの境目に毛先を当てて、細かく動かしながら汚れを落とす磨き方です。
歯周病予防を意識する方にとって、基本となる磨き方のひとつです。

バス法のやり方

1. 小さめのヘッドで、やわらかめ〜ふつうの歯ブラシを選ぶ

大きすぎる歯ブラシは細かい部分に届きにくくなります。
奥歯や歯ぐきの境目まで当てやすい、小さめヘッドがおすすめです。

2. 毛先を歯と歯ぐきの境目に45度で当てる

歯の面にまっすぐ当てるのではなく、歯肉縁に向かって斜め45度に当てます。

3. 小さく細かく動かす

大きくゴシゴシ動かすのではなく、小刻みにやさしく振動させるように磨きます。
1〜2本ずつ、少しずつ進めるイメージが大切です。

★ポイント★

外側、内側、奥歯の裏側など、順番を決めておくと磨き残しを減らせます。

歯周病予防のブラッシングでやってはいけないこと

もちろん磨くことが大事なのですが、せっかく丁寧に磨いていても、やり方を間違えると効果がないどころか悪化することがあります。

強く磨きすぎる

「しっかり磨こう」と思うあまり、力を入れすぎる方は多いです。
しかし、強くこすると毛先が広がり、歯と歯ぐきの境目に当たりにくくなります。
歯ぐきを傷つけたり、しみる原因になることもあります。

持ち方はグーでもつのではなく、ペングリップの持ち方で持つことで余分な力がかかりません。

大きく動かす

しっかり磨いたつもりでも大きく動かすと、汚れが落ちません。

小刻みに動かすことで歯列に歯ブラシの毛先があり汚れを効率的に落とすことができます。

就寝前の歯みがきが特に大切な理由

歯周病予防では、夜の歯みがきが特に大切です。

寝ている間は唾液の量が減るため、お口の中で細菌が増えやすくなります。
そのため、就寝前にプラークをしっかり落としておくことが、歯周病予防につながります。

忙しい日でも、寝る前だけは

  • 歯ブラシ
  • フロスまたは歯間ブラシ

ここまでをセットで行う意識を持つのがおすすめです。

歯間清掃は歯周病予防に欠かせない

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは落としきれません。そのため、歯周病予防には歯間清掃がとても大切です。

歯間清掃の器具は色々ありますが、ここでは代表的なフロスと歯間ブラシを紹介します。

フロスが向いている人

  • 歯と歯の間が狭い方
  • 歯並びが重なっている部分がある方

歯間ブラシが向いている人

  • 歯と歯の間にすき間がある方
  • ブリッジ周りを清掃したい方

無理にサイズの合わない歯間ブラシを使うと、痛みや出血の原因になることがあります。
自分に合うサイズがわからない場合は、歯科で相談するのが安心です。

電動歯ブラシは歯周病予防に効果がある?

電動歯ブラシは、正しく使えば歯周病予防に役立ちます。

特に、

  • 手で細かく動かすのが苦手な方
  • 短時間で効率よく磨きたい方
  • 磨き残しを減らしたい方

には向いています。

ただし、電動歯ブラシを使っていても、歯間清掃は別で必要です。
また、長時間当てすぎたり強く押しつけたりすると、歯ぐきに負担がかかることもあるため、適切な使い方を知る必要があります。

年齢や体の状態によって歯周病リスクは変わる

ここまで磨き方について説明してきましたが、実は歯周病は、磨き方だけでなく体の状態にも影響を受けます。

高齢の方

加齢やお口の乾燥によって、歯周病リスクが高まりやすくなります。
磨きにくい場所が増えるため、定期的なプロケアも大切です。

妊娠中の方

妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりによって、お口の環境が乱れやすくなります。
妊娠性歯肉炎という病名もあるほど、歯ぐきの腫れや出血が気になってくる場合があります。

糖尿病の方・喫煙習慣がある方

糖尿病やお煙草を吸う方は歯周病が進みやすい傾向があると言われています。
セルフケアだけでなく、定期的な歯科受診をより意識することが重要です。

歯周病予防に関するよくある質問

Q. 血が出るので磨かない方がいいですか?

A. 血が出るからこそ、やさしく丁寧に清掃することが大切です。
ただし、痛みが強い場合や出血が続く場合は歯科を受診してください。

Q. 洗口液だけで歯周病予防はできますか?

A. できません。
歯周病予防の基本は、歯ブラシや歯間清掃によるプラーク除去です。それプラスで洗口液を使用してもらうとより虫歯予防、歯周病予防につながります。

Q. 電動歯ブラシのほうがいいですか?

A. 綺麗に磨けるのであれば手用の歯ブラシで十分です。
ただし小刻みに動かすのが苦手な方は電動ブラシのほうが効率的に汚れを落とせるかもしれません。

Q. どんな症状があれば早めに受診した方がいいですか?

A. 次のような症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

  • 歯ぐきの腫れ
  • 強い痛み
  • 膿が出る
  • 歯がグラグラする
  • 口臭が急に強くなった

歯周病予防を成功させるコツは「自己流を卒業すること」

歯周病予防で意外と多いのが、
「毎日磨いているのに改善しない」というケースです。

その原因は、磨いているつもりでも、磨く場所や当て方がズレていることです。

だからこそ、

  • 染め出しで磨き残しを確認する
  • 自分に合った歯間ブラシのサイズを知る
  • 歯石除去を受ける
  • 磨き方を歯科でチェックしてもらう

こうしたプロのサポートがとても大切になります。

気になる症状がある方は早めに歯科へご相談ください

歯周病は、早い段階で気づいて対策すれば、進行を防ぎやすい病気です。
毎日のブラッシングと歯間清掃を見直すだけでも、大きな予防につながります。

ただし、自己流ではどうしても磨き残しが出やすいため、歯科で一度チェックを受けるのがおすすめです。

特に、

  • 出血が続く
  • 口臭が気になる
  • 歯ぐきが腫れている
  • 喫煙習慣がある
  • 糖尿病がある
  • 妊娠中でお口のトラブルが気になる

このような方は、早めにかかりつけ歯科へ相談してみましょう。

関連記事

ブログの記事を見る

カテゴリ

当医院について

東京日本橋クレア歯科・矯正歯科では、自分自身や大切な家族に受けてほしいと思える治療を、すべての患者様に提供することを大切にしています。